第1級陸上無線技術士の試験を振り返る:経過編

昨日まで二日間にわたって行われた、一陸技の試験が終わった。4科目いずれも、9割以上が一度は触ったことのある問題だった。触った頃のある問題が完璧だったとは言えない。逆に、新しくふれた問題ができなかったわけではない。

出来はどうだったのか。来週火曜日に正解が発表されるので、その時に、自己採点の結果はこことツイッター、さらにYoutubeで、おしらせする。気持ち的には、どれも合格点以上にはなっているのだが、おもいすごしかもしれない。

今日は、まず、この挑戦の経過を書いておこう。

以前から、板橋区にコミュニティfmを作りたいと思い、数年前には少し活動もしてみた。その時はうまくいかなかったが、頻発する災害の状況を見て、昨年9月に再びその思いが強くなり、以前とは違った戦略でやろうと、まず、アマチュア無線で無線を身近にすることを考えた。

昨年(2019年)9月に入院する機会があって、その時に3級アマチュア無線の勉強をして9月29日の当日申請バージョンの一発試験を受けて合格した。その勉強の過程で、一陸技の資格を取りたいと考えるようになり、過去問のテキストなどを購入した。コミュニティfmには、無線技術者の資格を持った主任無線技術者が必要で、その必要資格が一陸技なのだ。それより下位の資格でも対応できることはできるが、不完全に思えて、自分としては一陸技の資格を取りたいと思った。

分厚いテキスト(一陸技 無線従事者国家試験問題解答集:情報通信振興会:黄本)のものだったが、それを勉強したいと強く思った。10月から開始した。どうやって勉強を進めていくのかがよくわからず、4科目のテキストを一応目を通そうということにした。無線工学の基礎と無線工学Aのテキストを計算に挑戦しながら読み通すことに1ヶ月使った。ただ、無線工学は、その後の努力でなんとかなるかもしれないとは思ったが、無線工学Aは、こんな具体的な通信技術、どう勉強したらその理解に至るのか皆目見当がつかなかった。

そして、こんなテキストで理解してからなんてと言うのをやっていたら、少なくとも1月の試験には間に合わないと確信するに至った。戦略を変更した。過去問中心の勉強に切り替えたのだ。その際、テキストも変えた。先の振興会のものから、吉川先生の過去問集(平成27年から平成30年までの8期分:赤本)に切り替えた。問題解説に丁寧であり、計算は簡単なところからきちんとやり切ってあった(すべての回答ではない)。Ken Chessさんの動画を見るようになり、そこで使われている教科書という点でも信頼が湧いた。

この赤本を3クールきちんとやるという目標を掲げた。4科目全てについて1クールを全てやり終えたのは12月の第1週くらいだったと思う。一問一問問題をとく、計算問題はきちんと計算する、できない場合は何故できないのかをとことん調べる、問題に出てきた知らない放送技術などもできるだけ調べる、などかなり徹底した。放送技術などは、いくら調べてもわからないのがあった。その時は、いずれおぼうえようという感じだった。

また、1クール目の途中で、3クールやり切るためには、1クール目をもっと早く切り上げなければならないと焦って、1期の問題をやる時間を制限しようかと思ったが、そんな、中途半端な形で回しても仕方がないと、丁寧さを貫いた結果だった。

ただし、この12月4日に第1級アマチュア無線技士の試験を受けている。なんでこんなものを挟んだのか。それは、今、これだけ集中的に勉強していることを効率的に生かしたいと思ったからだ。試験の2、3週間前から、職場の空いた時間は一アマのテキストをやった。そして、試験の前2、3日は、一陸技を放棄して一アマに集中した。一陸技的にはこれはロスになった。ただ、結果的に一アマに合格しているので、何か自身になった事は事実であり、また、かなり共通しているものがあるので、一陸技の勉強にもなった事は事実だ。

1クール目の丁寧さのおかげか、2クール目(1クール目でできたとしても、再度計算もきちんとやるように全ての問題を繰り返した)は1ヶ月かからずに12月中に終わることができた。ただ、法規はこの時期に繰り返しても意味がない、もっと試験近くで集中した方が効率が良いと、2クール目はスキップしている。

この2クール目が終わった時に、合格の最低ラインに近づいた感じはあった。なんとかなりそうだという感覚だ。

3クール目は、法規と基礎を省略し、工学Aと工学Bに2クールやっても正解できなかった問題に集中した。しかし、3クールやってもできない問題が60問ほどあった。それから、いったん、法規の2クール目と、基礎の3クール目をやった。この辺りのことは別の記事に書いておいたので見ていただきたい。

できなかった問題は、4クール目もやったが、さらに10問ほどできなかった。文章の問題は覚え間違い、計算問題は計算間違いで、これ以上詰める気は無くなった。ここまできると、もう、問題を解くことに相当飽きが来てしまっていた。この状況になったのが1月の第1週目を終わったあたりだ。もうあとは、問題を見てどう解いていくかを確認するだけで、計算問題も、計算はやらなくなった。

そして試験日を迎えた感じだ。